ハテナソン hatenathon

こんにちは、当ブログ作成者のサトーケニチこと佐藤賢一です。ハテナソンは、一人一人の発想が尊重され、かつ民主的なルールのもとで質問をつくる取り組み、ワークショップなどのことを意味する造語です。人と人とがむすびつき、あらゆる場での学びがより豊かになること、そして人生がより豊かになることがハテナソンをおこなう目的です。このブログはさまざまな場で行っているハテナソンの方法や内容を記録し、好奇心・関心のあるひとの間で共有・情報交換することができればという願いをもち開設しました。よろしくお願いいたします!

開催報告:カードゲームと質問づくりQFTで遊ぶ、学ぶ「持続可能な開発目標SDGs」ハテナソン IN 京都(30 Nov 2017)

2030年の世界のありようを、そして自分たちの価値観と未来像の一致不一致を、参加者によるプロジェクト実行によってシミュレーションするカードゲームと質問づくりQFTを組み合わせてのハテナソン・ワークショップ3回目を一般参加者向けで、京都市下京区ひと・まち交流館にて開催しました(2017年11月30日)。ゲーム前半では経済が大いに活発化しましたが、環境と社会は深刻あるいは壊滅的となりました。特に社会の壊滅状況については「日本においてさえ、学校というものが教育・学びの場として機能していない、荒廃した場となってしまっている」と表現しました。盛り上がった場が静か〜になったりして、相当深刻に受け止めてもらえたかもしれない(言いすぎ?笑)。後半では参加者間での声がよりよく上がるようになり、各所で交渉が行われている様子が見えました。ゲーム終了時には全チームがそれぞれのゴールを達成(皆さんで拍手!)。世界も経済の成長を若干抑制するほどに環境・社会のバランスの改善を具体化させました。今回はついに参加者数も20を超えてチーム数も十分にある中での実施となり、ファシリテーターとしてカードゲームの迫力、求心力を大いに感じることができました。カードゲーム後は実行済みのプロジェクトカードを見ながら、振り返りの観点を幾つか共有しました。そして3〜4名でグループとなり、SDGsのロゴデザインを焦点に質問づくりQFTをおこない、SDGsの自分ごと化に取り組みました。皆さんのご様子を見ながら、質問を出すのはけっこう難しいけれど、思わず笑いが生まれることもあるワークでもある、そんな意外性と創造性がQFTの魅力だなあと思いました。カードゲームとQFTのそれぞれに、面白さや感心してくださっている様子を振り返りのアンケートで多数いただくことができました。
■質問例
・なぜ17個なのか?(よく出ます笑)
・なぜアイコンはこの色なのか?
・達成したか否かはどうやって判断するのか?
・7番の意味とマークは一致していますか?
・わたしが関わるとしたらどこに入口があるのか?
・豊かな世界はどのようなものなものなのか?

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